チャコペンの代用として使える物って何かないかな…?フリクションペンでだいたい解決する?
このような疑問に答えます。
近頃、チャコペンの代わりとしてフリクションペンを使用する方が多くなっています。
ただ実は、意外と知らない利点と欠点があります。
当記事では、チャコペンの代わりになる物やフリクションペンの利点と欠点について説明します。
チャコペンの代わりは何がある?
チャコペンの代替品としては、以下の4つがあります。
- 油性ボールペン
- 鉛筆
- 色鉛筆
- フリクションペン
ハンドメイド作品において「必ずチャコペンを使わなければならない」というわけではないため、選択肢は多岐にわたります。
ただし、後から修正が必要なマーキングや下書きには、これらの代替品を避けた方が良いでしょう。
ここでは、代替品を使用する際の具体的な例をいくつか紹介します。
布の裏側にマーキングする際は、油性ボールペンや鉛筆、色鉛筆、フリクションペンを使用することができます。
布の表側にマーキングする場合、次のように選ぶと良いでしょう▼
- マークが完成後に見えなくしたい:油性ボールペン、フリクションペン、色鉛筆、鉛筆
- マークが完成後に見えても良い:鉛筆、色鉛筆
商品の販売を目指して制作する際は、さらに留意が必要です。
洗濯しても消えない油性ボールペンは、内側の使用を避けるべきです。
また、
- 水性インク
- ゲルインク
などのボールペンは、洗濯時の色が移る可能性があるため、使用を控えることが望ましいです。
鉛筆や色鉛筆も、消しゴムで消す際に布を傷める可能性がありますので、専用のチャコペンの使用が適切です。
フリクションペンの利用者が増えていますが、その利点と欠点をよく理解した上で使用しましょう。
フリクションペンをチャコペンの代替として使う利点
フリクションペンの最大の利点は、以下の3つです。
フリクションペンは、温度が60度以上になるとインクが消える性質を持っています。
そのため、刺繍作業中にアイロンを使って下絵を簡単に消去できるのです。
そして、チャコペンは自然に消えます。
なので、消える時期が不確かなことから、気温、湿度、使っている素材に左右されてしまいます。
水によって消えてしまうタイプの場合、アイロン使用時に色が定着しやすくなるリスクがあります。
これにより、うっかりアイロンをかけた場合に修正が困難になることもあります。
しかし、フリクションペンを使用する場合、温度が60度以上にならない限り、勝手に線が消えることはありません。
布の種類や色、個人の好みに合わせて選ぶことができ、さまざまな場所で購入可能です。
ですから、特定の店に行く必要がないのも大きな利点です。
フリクションペンをチャコペンの代わりに使う欠点
チャコペンの代わりとしてをフリクションペンを使う時、欠点に注意してください。
まず、フリクションペンのインクは温度変化によって消えるため、透明になるだけで実際には布に残り続けます。
また、気温がマイナス10度以下になると、消えたはずの線が再び現れることがあります。
このような特性から、フリクションペンは販売用の製品に使用するのは避けた方が無難です。
ですから、寒冷地での使用は避けるべきです。
ハンドメイド商品を販売する際には、お客様のもとで予期せぬ色の変化が起きるリスクがあるため、注意が必要です。
チャコペンの種類と特性について
チャコペンには、
- 鉛筆型
- チョーク型
- シャープペンシル型
- マーカー型
- パウダー型
といった様々な形状があります。
これらの形状はそれぞれ特定の裁縫スタイルや用途に合わせて選ばれます。
以下、各タイプの特性について解説します。
鉛筆型チャコペン
鉛筆型チャコペンは、裁縫を学ぶ際に最初に使うことが多い基本的なタイプです。
キャップの裏側に付いているブラシを使用すると、布に引いた線を簡単に消せます。
また、鉛筆の削り方を変えることで、線の太さを自由に調整することが可能です。
チョーク型チャコペン
チョーク型チャコペンは、黒板のチョークを思わせる外見が特徴で、どんな生地にも使用できます。
細い線を引くためには頻繁に削らなければいけず、砕けやすいため携帯する際には注意しないといけません。
シャープペンシル型チャコペン
シャープペンシル型チャコペンは、細かな線を正確に引く必要がある作業、例えばパッチワークに適しています。
芯を削る必要がなく、常に一定の太さの線を引けるため、好みに合わせて芯を選ぶことが可能です。
ただし、フェルト、ウール等の織りが荒い布には向かないため、細かい生地に最適です。
マーカー型チャコペン
マーカー型チャコペンは、最近100円ショップなどで容易に入手できます。
特に、麻・フェルトのようなマーキングが容易でない素材に合っています。
使いやすく便利ですが、生地によっては線が消えにくいことがあるため、実際の使用前に端切れでテストすることをお勧めします。
パウダー型チャコペン
パウダー型チャコペンは、容器内に入った砕けたチョークを使用します。
先端のローラーが回転することで粉が出て、マーキングが可能になります。
芯が折れる心配がなく、線が見えにくいことがあるものの、一定の太さで線を引くことができるのが大きな利点です。
チャコペンの代替品とフリクションペンの注意点まとめ
今回は、チャコペンの代わりに使用できる物と、フリクションペンで注意するべき点についてご紹介しました。
フリクションペンは手軽に購入でき、自然に消えないため、多くの人が使っています。
ただ、寒い環境下では、線が再び復活してしまいます。
ですから、状況に応じて使い分けていくことが大切となります。