ボンドをできるだけ早く乾かしたいんだけど、何かコツとかってないの?
このような疑問に答えます。
結論から言うと、ドライヤーなどで温めることで素早く乾燥させることが可能です。
ただ、どの素材を使っているかにより、必要時間が変わってきますので、そこだけ注意してください。
詳細は、以下の本文にて紹介しています▼
ボンドを素早く乾かすコツ・テクニック
実際に効果があった方法から予想外のテクニックまで、さまざまな乾燥法を紹介します。
ドライヤーを使用して迅速に乾燥する
ドライヤーの温風を用いれば、500円玉ほどの面積を約10~15分で効果的に乾燥できます。
自然乾燥後の品質と比較しても差はありません。
しかし、冷風では効果が見られなかったため、温風が鍵のようです。
熱に弱い素材を使う際は、温風と冷風を交互に使うことで、安全に乾燥させられます(ただし、少し時間がかかります)。
ヒーターやストーブを使って冬場に乾燥する
ドライヤーと同じ原理で、温めて乾燥させる方法です。
冬になると我が家でもヒーターを利用するため、それを活用してみました。
ただし、ヒーターの前に置いて乾燥させる際は火事のリスクを避けるため定期的にチェックが必要です。
風はドライヤーほど強くはありません。
ですが、ボンドは温めることで早く乾き、変形の恐れが少ない素材には最適です。
乾燥中に他の作業を行うこともでき、冬場は部屋が温まるため、多くの利点があります。
電気毛布や布団乾燥機を活用する
ボンドの乾燥を加速するため、電気毛布や布団乾燥機の使用も効果的です。
これらの方法でもボンドはしっかりと乾きます。
特に、ドライヤーの強風が不要な場合は、布団乾燥機がお勧めです。
冷蔵庫や冷凍庫での冷却は避ける
ボンドの乾燥には温める方法が効果的ですが、冷蔵庫や冷凍庫を使うのは逆効果です。
冷蔵庫で保管してみましたが、1時間後も全く乾いていませんでした。
水分蒸発と共に木工用ボンはが固まります。
つまり、速く乾燥させることで接着が促進されるので、乾燥しない低温環境では効果が期待できないということ。
さらに、冷凍庫で使用すると水分が凍結。
その結果、解凍に時間がかかり、乾燥プロセスが遅れるリスクもあるんです。
さまざまなボンドの特性と乾燥時間について
ボンドには多くの種類があり、それぞれの特性が素材の接着力や乾燥時間に大きな影響を与えます。
なので、適切なタイプのボンドを選ぶことが重要です。
木材、布、紙向けの木工用ボンド
最も一般的に使われる木工用ボンドは、木材、布、紙などの素材をくっつけるのに最適です。
水性であり扱いやすく、白色の液体が乾燥すると透明に変わります。
硬貨大の量だと、通常は1~2時間で固まり、完全に乾燥するには約4時間かかります。
ただ、室温や量によって変わることがあります。
温風を利用すると、約15分で80%が乾燥し、30分で完全に透明に乾きます。
生地向けの手芸用ボンド
特に布に強い手芸用ボンドは、コットンやリネンなどの生地にもしっかりと固定。
裾上げやゼッケンの取り付けにも一役買っています。
手芸愛好家やDIY者には欠かせないアイテムで、フェルトとの接着にも適しています。
このタイプのボンドは完全に乾燥するまで12~24時間を要します。
しかし、温風を利用すれば乾燥時間を短縮できます。
迅速に接着するプラスチック専用接着剤
プラスチックは接着が困難な素材の一つです。
さまざまなプラスチック種類が存在するため、選択する接着剤が適切であるか事前に確認が必要です。
しかし、このタイプは非常に速効性が高く、数秒から1分以内に接着が始まり、約15分で完全に固まります。
これは他の接着剤よりも圧倒的に速いです。
硬化剤入り接着剤
この接着剤は、主剤と硬化剤を混合して使用します。
市販されている製品には、事前に混合された一液タイプと使用時に混合する二液タイプの両方があります。
これは乾燥ではなく化学反応によって固定されるため、非常に強い接着力を持ちます。
金属、陶器、ガラスなど多岐にわたる素材に適用可能で、約15~30分で固まり始め、1時間で完全に硬化します。
ボンドを素早く乾かすコツと必要時間まとめ
今回は、ボンドを乾燥させるコツと、どれくらいの時間が必要になるか等について紹介しました。
ボンドの多くは水性です。
そのため、速やかな乾燥を促進するには、温めて水分を蒸発させる方法が最も効果的です。
そして、接着する素材に最適なボンドを選ぶことが、その性能を最大限に発揮するためには不可欠です。
乾燥時間が長めのボンドも、今回紹介した方法を使えば効率的に作業を進めることができますので、ぜひお試しください。