濡れた靴を一刻も早く乾燥させたい!
そんな時は、乾燥機が便利ですが、靴への影響が心配な方もいると思われます。
実は、靴を乾燥機で乾かすのが必ずしも悪いわけではありません。
重要なのは、乾燥時の温度と時間の設定です。
高温での乾燥は、革靴だけでなく、頑丈に見えるスニーカーにもダメージを与える可能性があります。
この記事では、濡れた靴を乾燥機で安全に乾かす方法と、乾燥機を使わずに靴を素早く乾かす方法を詳しく解説します。
乾燥機で靴を乾かす時の注意事項
注意すべき重要なポイントは次の2つです。
- 適切な温度で乾燥させる
- 過度に長い時間乾燥を避ける
適切な温度で乾燥させる
まず重要なのが「温度」です。
適切な温度を守らないと、革靴はもちろん、スニーカーにもダメージを与える可能性があります。
特に革靴の場合、高温で急激に乾かすと縮む恐れがあります。
スニーカーにおいては、耐熱性が一応あるのですが、ソールの接着剤が高温に弱いです。
そのため、適切でない温度で乾燥させるとソールが剥がれることがあるんです。
さらに、使用されている素材によっては、高温での乾燥が不適切な場合もあります。
過度に長い時間乾燥を避ける
長い時間、靴を乾燥させ続けてはいけません。
なぜなら、過乾燥や高温で靴にダメージを与えることにつながるからです。
靴の素材が乾燥しすぎると、割れるなどの損傷を招く可能性があります。
乾燥機で靴を乾燥させる際は、適切な時間でタイマーをセットし、長時間の運転を避けることが重要です。
また、コインランドリーの乾燥機では温度が高すぎることが多いので、靴の乾燥には不向きです。
なので、
- 温度設定が可能な乾燥機を選ぶ
- 靴乾燥モードがある布団乾燥機を使う
このどちらかがオススメとなります。
これらは適切な温度設定が可能で、タイマーも搭載されているため、安心して使用できます。
ちなみに、濡れた靴を乾燥機で乾かす際は、事前に新聞紙を詰めて余分な水分を吸収させておきましょう。
乾燥機を使わずに靴を乾かす方法
専用の靴乾燥機を使用せず、効果的に靴を乾燥させる方法をご紹介します。
新聞紙を活用して靴を乾かす
もし、手元に専用の乾燥機がない場合、新聞紙を使えば非常に効果的に靴を乾かすことができます。
新聞紙は靴の内部の湿気を吸収し、同時に靴の形を保つ役割も果たします。
この方法で乾燥させた靴とそうでない靴とでは、明らかに違いがわかるほどです。
- ラベルステップ1:靴の汚れを掃除する
雨や泥で汚れた靴は、乾燥前にきれいに洗いましょう。乾燥後に汚れが固まると、落とすのが難しくなります。
- ラベルタイトルステップ2:余分な水分を取り除く
靴の中に新聞紙を入れる前に、新聞紙やキッチンペーパーでできる限り内部の水分を吸い取ります。
- ラベルステップ3:新聞紙をたっぷりと詰める
靴紐を緩めた状態で、新聞紙を丸めて靴の中にぎっしりと詰め込んでください。色移りが心配な部分は避けて使用してください。
- ラベルステップ4:吸水性の高いタオルで包む
タオルで靴を包んで外側からも水分を吸収させると、乾燥が早くなります。このステップは必須ではありませんが、時間短縮につながります。
- ラベルステップ5:風通しの良い場所で乾燥
できるだけ湿度の低い場所で靴を乾燥させることが重要です。扇風機を使うとさらに効果的です。
- ラベルステップ6:新聞紙を交換しながら乾燥
10~12時間を目安に、途中で新聞紙を新しいものに交換しながら完全に乾くまで乾燥させます。
乾燥後は、靴の内側と外側を手で触り、完全に乾燥していることを確認してください。
ヘアドライヤーを使って靴を乾かすのはアリ?
ヘアドライヤーを用いた靴の乾燥方法もありますが、この方法は特にお勧めできません。
主な理由は、ヘアドライヤーでの温度調整が難しく、連続使用時間にも制限があるためです。
温度は距離を調整することで多少はコントロールできますが、長時間使い続けると靴の一部が過熱しやすくなってしまうんです。
さらに注意してほしいのは、ヘアドライヤーが長時間使用に耐えられず故障する可能性です。
慎重に距離を保ちながら短時間だけ使用する場合は大丈夫かもしれません。
ですが、もし万が一を考えるのであれば、通常は時間がかかっても新聞紙を使った乾燥方法をオススメします。
乾燥機で靴を乾かす時の注意事項に関するまとめ
靴を乾燥機で乾かすのは問題ないですが、温度と時間の設定に注意が必要です。
温度や時間を適切に管理しないと、革靴が縮んだり、スニーカーのソールが剥がれたりすることがあります。
ただ、靴の素材に合わせて正しい温度と時間を設定すれば、乾燥機は非常に効果的です。
例えば、新聞紙で乾かすと10時間かかる場合も、乾燥機を使えば数時間で完了します。
しかし、コインランドリーの乾燥機は設定が難しいことが多いため、可能であれば靴専用の乾燥機を使用することをお勧めします。